導入したシステムでは、診察室の電子カルテ(Windows)に入力したデータを、受付のレセコン(Linux)にとばし、さらにレセコンから薬局の薬袋印刷システム(Windows)にとばすという一方通行。全てが医師の入力に依存します。事務でデータを訂正すれば、それは電子カルテに反映されないので、もう一度医師が訂正せねばならず、二度手間です。管理料やその加算まで医師が入力するので、事務が楽になる一方で、医師ばかりが忙しくなる、何とも不条理な電子カルテシステムです。さらに、院内検査データの手入力も医師が担当。もう、限界だ~。

慣れても作業量自体が減るわけでなく、さすがに先生は疲労困憊。疲労を見かねて、入力係を診察室においてはどうかと提案してみたり、検査室にクライアントPCを入れて検査データだけでも検査技師に入力してもらおうと見積もりをもらったりしました。前者の提案は患者様の気持ちを考えると受け入れにくいといわれ、また後者は価格が高すぎました。クライアント1台追加で200万円!こりゃ無理だ。

やっぱり、このシステムはウチの診療実態に向いてないのではないか?