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今や「開業といえばダイナミクス」。人気の秘密は価格とflexibilityかな。ダイナの活躍、見て下さいね。

院内処方がんばります!

薬剤の配置

調剤を上手に進めるコツは配置にあります。内服、外用、注射薬。常温保存と冷蔵保存。小さいものから大きいものまで、いろいろあって置き場所を決めるのは難しいですが、考えるポイントは2つ。
1.法規にのっとり、安全に保管すること(保健所のチェックが入ります)
2.スタッフが覚えやすいように配置すること

薬は麻薬、毒薬、劇薬、それ以外に分けてスタンバイさせておかねばなりません。麻薬はもちろん麻薬金庫に、毒薬は鍵付きの引き出しに入れます。劇薬は、「ここ劇薬コーナーです」って分かるように赤いビニールテープで囲います。それぞれ分類した上で、調剤しやすいように並べます。アイウエオ順が基本です。

注射薬の管理

医薬品管理を誰がするかは、診療スタイルと来てくれるスタッフによって様々。当院はもちろん薬剤師のワタクシメが一括管理。注射薬も指示箋で払い出して・・・と考えていました。しかし、薬局が狭くて、点滴ボトルが置けない。注射薬は処置室に置いた方が便利。と、いう訳で、一括管理はやめにして、看護婦さんに管理をお願いすることにします。よろしくね。

分包機は要るかな?

当院は内科なので、錠剤やカプセル剤が主体で、粉薬もできるだけ分包品で揃えました。分包機は要らないかもしれないと思いましたが、一応小さいものを買いました。

「入院のときみたいに1回分ずつまとめて欲しい」と希望する老人患者様もいて、やっぱり要るなアという感想です。また、ポララミン2mg錠のようにバラ包装のみという薬剤もあります。この場合も分包機の出番です。

当然ですが、粉薬も分包できて、やっぱり便利です。

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発注管理は手書きで

薬剤の発注管理は迷うことが多く、難しいです。1日にどの位消費しているのか?よく使う薬かどうか?季節性はあるのか?1回の処方で何錠必要か?包装単位は、100錠か1000錠か?在庫スペースも含めて、やっぱり買う?もう少し待つ?これを瞬時に判断。

発注したらしたで、今度は卸業者様とのやりとりで聞き間違いなどトラブル発生もあります。

発注管理はゼッタイ手書き。ノートに日付、薬品名、包装単位、発注個数、発注先、発注チェック、納品チェック欄を作ります。筆跡が残るのがよいですね(間違ごたんは誰や?)。卸さんへの発注は必ずFAX。発注書にノートから書き写します。発注書は、納品を確認するまで業者さん別のクリップに止めて保管。発注した品と違うものが届いたとき、発注したのにまだ来ないというとき、役立ちます(間違ごたんはどっちや?)。ミスを未然に防いだり、ミスに早めに気づくには、この方法が今のところ一番だと思います。
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薬袋印刷システム

調剤で一番難しいのは、薬袋の記入です。薬袋が手書きできれば、それはもうプロ。処方薬が1剤だけという場合は別にして、内科の老人患者様となると剤数が多くて本当に大変。院内処方なら薬袋印刷システムなしには調剤は不可能(ワタシがしんどい)と思い、調剤薬局用のシステム「ドラッグスター」を導入しました。レセコン連動です。飲み方別に袋を分ける仕組みで写真付き。これで飲み間違いも起こらないと思います。とっても自慢のシステムです。開業前は、患者様からもきっと「わかりやすい」と喜んでもらえると思ったのですが、実はあまり反応がありません。写真付きでも、興味を示してくれません。不思議だ・・・

ただ、「開業したんか」といって見学に来て下さる医療従事者の皆様は一様に、「こんなん入れたんか、こらエエな」と言ってくださいます。どうも写真付き薬袋はプロ好みのようです。
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