ダイナミクスでオンライン

今や「開業といえばダイナミクス」。人気の秘密は価格とflexibilityかな。ダイナの活躍、見て下さいね。

ダイナの処方欄(院内処方編)

処方欄と外来加算ボタン

処方を入力して、外来加算ボタンを押すと技術料が算定されます。
「レセプト20投薬」で算定する技術料の3本柱は、処方料(院外なら処方せん料)、調剤料、調剤技術基本料です。処方料と調剤料は、それぞれに加算があって複雑ですが、調剤技術基本料は簡単です。院内処方で常勤薬剤師がいる場合のみ算定できるという決まりです。

ダイナでは、メンテナンス→初期設定→調剤技術基本料のチェックボックスで指定して下さい。

処方料

処方料は、処方薬の多い少ないで点数が違います。薬漬けを避けるためにできた決まりでしょうか。6剤までは42点、7剤以上は29点です。7剤以上では、「まる減」というペナルティーまであります。ご注意を!

処方料の加算

処方料の加算には、麻毒加算1点、特処18点、長期投薬加算65点、乳幼児加算3点があります。「どの薬剤が麻毒に該当するのか分からない」と不安になりますが、大丈夫です。から薬剤をマニュアル通りに登録すると、ちゃんと自動的に設定されています。メンテナンス→マスター修正→薬マスター参照をクリックして「向精神」という行を見て下さい。向精神薬、麻薬、毒薬にちゃんとチェックが入っています。ご安心を。

特処は特定疾患の患者様では必ず算定できます。病名を忘れずに入力しておくことが大切です。その病名が特定疾患なのかどうか分からなくても、大丈夫。自動的に設定されます。病名登録は、メンテナンス→病名マスタ修正の手順です。

問題は長期投薬加算です。これは特定疾患の患者様に特定疾患の治療薬を28日以上投薬した場合にのみ算定できます。ダイナは、特定疾患のある患者様に28日分の投薬をすると「長期加算をとりますか?」と必ずきいてきます。処方した薬剤が特定疾患の治療薬であれば「はい」、そうでなければ「いいえ」とします。前者では「長期投薬加算」が算定され、後者では「特処」が算定されます。慣れない事務さんは、やみくもに「はい」としてしまいがちなので注意です。ダイナのメッセージに真面目に回答できるのが「医療事務ができる」ということなのです。当院では新人スタッフにこう言って指導しています。みんな、がんばってね!

乳幼児加算は、当院では該当なし。たぶん、文字どおりではないでしょうか。

調剤料とその加算

調剤料には2種類あります。内服頓服調剤料9点と外用調剤料6点。
M-DICから薬剤を登録すると、外用薬とそれ以外は区別して登録されています。ダイナ側の「薬マスター参照」で確認できます。チェックが付いている薬を処方すると、外来管理ボタンで外用調剤料を引っぱってくる仕組みです。
内服薬と頓服薬はレセでは21番と22番で別々ですが、調剤料はひとつだけという決まりです。

調剤料の加算は麻毒加算1点。これは、処方料の麻毒加算1点と合わせて2点まとめてマスター登録できます。というか、ダイナ購入時には既に、2点で登録されていて、これに対して厚労省コードも付いています。

<結論>
レセプト20に該当する薬は、マスター登録を間違えなければ「外来加算ボタン」で全てOK。頭を使うのは唯一点、「長期投薬加算」か?「特処」か?これだけです。もちろん、病名がしっかり入力されていての話です。

薬情はどうした?

院内処方でお薬を出すと「薬情」10点が算定できます。このため、処方欄の技術料のように思いがちですが、これはレセプトでは20投薬欄でなく、13医学管理に記載する決まりです。ややこしいですね。

薬情は月1回、処方時に算定します。その後も処方内容が変われば算定可能。ダイナでは自動入力できませんので、ここはチョットだけ頭を使います。これ位はできないと医療事務失格ですね。

<新人さんへの指導>
「ダイナはね、とっても簡単なの。先生が医療内容を入力してくれるので、医療事務の仕事は診療頁の右上の赤いボタンを上から順番にポン、ポン、ポンと3つ押すだけなのよ。ほら、できたでしょ!」という具合に安心させて、徐々に深みへと誘います。。。ほんと、ダイナはよいですね。
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